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「引きの美学」で日本文化に触れよう!近ごろ人気の習い事・華道の魅力とは⁈

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[掲載日]2017/12/12
華道

室町時代から続いている日本文化で、習い事としても人気の高いのが『華道』。

お金持ちの女性の習い事というイメージもありますが、最近ではいろんな世代の男女が関心を持つ習い事として注目されています。
会社帰りのサラリーマンが華道を習いに通えるスクールもあるほど。

でも華道って「お堅い」印象がありませんか?
じつはそんなことはないのです!

今回は華道について知ってみましょう!

華道とは

床の間
もともと華道は仏に花を供える「供花」が源流だった、といわれています。

今でこそ家庭の中に花を飾る人も少ないかと思いますが、それこそ室町時代など、歴史の教科書でしか触れることのない時代では
「供花」だけでなく客人をもてなしたり、住んでいる人そのものの楽しみとしても、花を飾るというのは一般的なことでした。

日本の建築様式が進化すると、その飾り方というのもその様式にあったものに進化していきました。

そしてそれを愛でる文化も、時代とともに広く知られるようになります。

安土桃山時代では朝廷や位の高い武家で嗜まれていましたが、江戸中期になるともう少し広まって上流階級や武家層、
江戸後期には裕福な商家の嗜みにまで広まりました。

現代でも「お金持ちの嗜み」というイメージが強いのは、こうして長い間裕福な人たちが嗜んでいたからかもしれませんね。

明治時期になると、それまでも華道で活躍していた「池坊」から流派が派生しました。
そして現代に至ります。

明治初期にはお雇い外国人であったイギリス人の建築家によりヨーロッパにも華道が広められ、
フラワーアレンジメントに影響を与えました。

華道の魅力

空間美
華道の魅力は、そこにある「花」そのものに限ったものではありません。

花そのものや花を飾る場所、双方が活かし活かされるという独特の空間美や、色合い、素材をかけ合わせることで美しさが引き立ちます。
華道を習うとその美しさのセンスが自然と養うことができます。

また、人間は自然のものと触れ合うとそれだけで日ごろのストレスや疲れを癒すことができます。
華道で生花と触れ合うのも、その癒しを期待できますよ。
花の個性を活かすのは難しいため、それを存分に引き立たせることができたときにはさらに心をリフレッシュできます。

先述しましたが、最近では特に幅広い世代に注目されているため、いろんな年代の人と出会うことができます。
この出会いがいろんなチャンスにつながることもありますし、視野を広げることもできます。

華道は歴史が長いこともあり、いろんな年代の人と接する機会も増えるため、正しい礼儀作法を学べます。
正しい礼儀作法を身につけさせたい、と子どもに華道を習わせる親御さんもじつは多いんですよ。

学校などによっては授業で少しだけ華道に挑戦する、というところもあるようです。

資格を取ることも

じつは華道にも資格制度があります。

流派ごとにその資格制度は少しずつ違いますが、資格を得た流派の講師になることが可能です。
そうなれば、もちろん自分の教室を開くこともできますよ。

フラワーアレンジメントとの違い

単純に「花を飾る」という点だけ見れば、「華道とフラワーアレンジメントって何が違うの? 同じじゃないの?」と思っている方も少なくないと思います。

フラワーアレンジメントは、極端に言ってしまうと、道端に咲いていた花を一輪取って空き瓶に挿しただけでも「フラワーアレンジメント」といえます。
これは「足しの美学」といわれています。

対して華道は「引きの美学」といわれています。
活ける際に余分だと思った分の茎を切ったり、ときには第三者には美しく咲いているように見える花を切り落とすこともあります。

これだけで大きな違いがありますよね。

なかなか人に贈る機会の少ない生け花ですが、誕生日や記念日などにブーケを贈ることはあります。
あのブーケもフラワーアレンジメントのひとつ。

現代において、どちらかというと触れる機会の多いのがフラワーアレンジメントではないでしょうか。

かかる費用は……

華道を習うとかかる費用はどれくらいになるのか、調べてみました。

・月謝 2,000円~
・花代 1,000円~1,500円(1回)

流派や教えている講師の知名度などにも左右されますが、比較的始めやすい月謝のところも多いようです。
花代はそのときに使う花にもよります。
月初めに月謝と合わせてまとめて払う場合もあれば、レッスンごとに必要な場合もあります。

この他に別途入会金や、展覧会の開催費・参加費がかかります。

他にも、必要な道具を教室で貸してもらえるところもありますが、自分で揃える場合は最低限として、

・花ばさみ 2,000円
・剣山 1,000円~1,500円

の二つは必要です。

自分に合った生け花の流派を見つけよう!

流派
明治時期に池坊から派生した流派は、今ではたくさんの数でなかなかすべてのものをどんな教えで行っているかを説明するのは難しいです。

しかし探してみると意外といろんな場所でいろんな流派の講師が教室を開催しています。
見学会や体験キャンペーンを行っているところも多いので、始めようと思ったときにはぜひいろんな教室に見学に行って
自分に合った流派を見つけてくださいね!